国内旅行

ANAマイラーのワシが「SFJ運航」に憤怒しつつも最終的に「まぁ悪くない」と結論付けた話

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余っている今年度分の有給を消化するために、2日ほど仕事をお休みして、福岡にグルメ旅行に行きました。航空券は、ANAマイレージの「トクたびマイル」で取得しました。

直前の予約だったため、予約画面で便を選択する際、「SFJ運航」の文字列を見落として予約してしまったのですが、コイツがまあ曲者でした。

初めての失態(といっても他の便は予約枠が埋まっていたので、結果的には致し方ないのですが)を通じて、知ったことが色々とありました。本記事ではそれらについて述べていきたいと思います。

そもそも「SFJ運航」とは?

結論から言いますと、「SFJ運航」=「スターフライヤー便による運航」です。厳密にはANA便ではありません。共同運航便、コードシェア便というヤツですANAのWebサイトやアプリから予約しても、スターフライヤーの機材に乗り込むことになります。

どうやってわかるの?

予約時の空席照会の画面でわかります。下記の画像のように、フライト番号の隣に併記されます。

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行き先によっては、「SNA運航(ソラシドエア)」等、他の航空会社のコードが表記されます。フライト番号の数字が4桁の場合は、「あれ?」と思った方が良いかもしれません。

憤怒ポイントビックリした点

本段落では、個人的に「はぁ?こんなのあり得んやろ…」「えぇ!?そうなのかい!?」となったポイントを列挙していきます。

その1: 出発ターミナルに注意

ANA便は通常、羽田空港第二ターミナルから出発します。しかし、SFJ運航便は第一ターミナルからの出発となります。電車から降りて最初に曲がる方向を間違えると、後で結構な距離を移動させられることになります。普段ANAをよく利用する方はご注意ください。京急電鉄で羽田空港に向かう場合、降りる駅は変わらず「羽田空港(第一第二ターミナル)駅」です。ここはいつも通りでOKです。

その2: スターフライヤー専用の保安検査場に注意

「へぇ、SFJ運航便はJALがあるターミナルから出るのか。じゃあ保安検査場もJALのを通ればええんかな」と思いがちですが、そうではありません。JALの保安検査場は通れません。SFJ便利用者専用の保安検査場がありますので、そちらに向かいましょう。

具体的には「A」の保安検査場がSFJ便利用者用の保安検査場になります。大きな看板がありますので迷うことはないとは思いますが、いかんせん、ターミナルの端っこの方にあります。移動時間には気をつけましょう。

その3: ANAラウンジが使えない

スターアライアンスのステータス保有者やSFC会員であっても、ANAラウンジが使えません。というのも、そもそも第一ターミナルにはANAラウンジがありません。保安検査場を通過してすぐのところに、Power Loungeがありますのでこちらを利用しましょう。

入場料(大人1人あたり¥1,100)が設定されていますが、大抵のクレジットカードのゴールド以上を持っていれば、無料で利用可能です。ANAラウンジのようなプライベート感はありませんが、ラウンジ内の設備はANAラウンジと比較しても遜色ない印象でした。

公式ホームページを下記に載せておきます。場所、設備および入場料が無料になるカードの種類等につきましてはこちらをご参照ください。

その4: 搭乗ゲートに注意

保安検査場を通過したら、搭乗ゲートを確認しましょう。SFJ便の搭乗ゲートは1番、2番、および84番です。搭乗ゲートによってフロアが異なりますので、最新の搭乗ゲートはしっかりと確認しておきましょう。

逆に良かった点

本段落では、逆に「これは良かった」と感じた点を列挙していきます。

思いの他広々とした機内空間

機材はエアバス社のA320です。座席のレイアウトは3列×2ブロックで、総座席数は166席です。プレミアムクラス仕様の座席はありません。窓際から通路に出るのは大変ですが、フライト時間は2時間未満と非常に短いです。搭乗前にトイレを済ませておけば全く問題ないでしょう。

LCC運航ということで窮屈な空の旅を想像したのですが…そんなこともありませんでした。足元は充分な広さが確保されており、座席幅も体感ではANA便と変わりませんでした。

収納スペースも申し分なく、フットレストまでついています。

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機内エンタメは古い機材を利用しているANA便よりも充実していました。当日の朝のニュース等が観れます。

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USBポートがあるので、スマホの充電ができます。

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エアコンや読書灯も普通にあります。

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復路はANA便で機材はB787でしたが、そちらにはスクリーンもフットレストもUSBポートもありませんでした。

コーヒーを頼んだらチョコレートついてきた

機内サービスでコーヒーを注文したところ、スカイマークブランドのチョコがついてきました。なかなかイカしたデザインです。予想外だったので、正直、コレでだいぶ機嫌が直りました。うむ、我ながらチョロい。チョコは普通に美味しかったです。

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全体を通しての感想

「スカイマーク便による運航」ということが発覚した時点では烈火のごとく憤怒しましたが、最終的な結論は「ANA便と比べると良いところも悪いところもあったな」でした。

出発ターミナルがANA便と異なる点や、ANAラウンジが使えない点には注意が必要です。保安検査場も所定の場所に向かう必要があります。空港への到着が搭乗時刻ギリギリになるのが望ましくないのはもちろんのことですが、逆に余裕を持ちすぎて到着しても、Power Loungeを利用しない場合は、時間を持て余してしまう可能性があります。

搭乗した後は、場合によってはANA便よりも快適だったと言えるかもしれません。機体の中での個人のスペースは充分に確保されています。機内コンテンツやサービスも充実しており、これといって不満を感じるような要素はありませんでした。

コロナ禍で航空各社はどこも厳しい経営を強いられている中で、ユーザーに選ばれるために努力をしていることが感じられる体験をすることができました。

ABOUT ME
ウルカの碧い海
表向きはCISSP持ちのセキュリティエンジニアのアラサー兼業トレーダーです。ファンダとテクニカルを組み合わせ、効果的なスクリーニング手法の考察やプライマリトレンドの分析をします。ローソク足や出来高に注目して、モメンタムトレードにおける適切なエントリー・イグジット戦略を探究します。