本日は2023年5月6日です。ゴールデンウィークも終盤に差し掛かりました。
マーケットは米国の地銀破綻騒動でてんやわんやしていますが、元気に銘柄調査していきたいと思います！
今回見ていくのは、日本株のイーサポートリンク(2493)です。
※本記事のデータはすべて執筆時点の情報となっております。※
どんな会社？
青果の流通管理システムを開発しています。主にイオングループ向けの業務を受託しており、業務代行、農業支援も行っているようです。
時価総額は41億円、発行済株式数は4,424,800 株です。
イーサポートリンクの株主優待
何がもらえる？
この会社の株主優待は「青森県産100％りんごジュース（1リットル × 3本）」です！
こんなんいくらあっても良いですからね。地味に嬉しいヤツです。
誰がいつもらえる？
100株以上保有している株主に、7月に贈呈されます。イーサポートリンクの株価は957円ですので、10万円以下で買うことができます。
私のような普通の個人投資家にとって、この価格で毎年りんごジュースがもらえるのはとても魅力的です。りんごジュース、大好きなんです……。
配当金の状況
昨年の上期配当金はなし、期末配当金は5円で、年間配当金は5円でした。
今年の配当金の情報はまだ公表されていませんが、直近第一四半期の決算は赤字転落となっています。直近の決算短信には配当の原資は「利益余剰金」と記載されていますので、昨年同様、上期配当金はなしとなる可能性が高そうです。
なお、年間配当金の予想は5円となっています。
本社はどこ？
イーサポートリンクの本社は東京都豊島区にあります。
Google Mapより〒171-0033
東京都豊島区高田2-17-22 目白中野ビル4階
珍しい場所に位置しています。学習院大学の真横ですね。最寄り駅は雑司が谷駅です。
社長はどんな人？
ついでに代表取締役会長兼CEOでいらっしゃる堀内信介さんのご尊顔を拝見してみましょう。こんな人です。
公式HPよりなんとも言えない表情をしています。会社の外では優しいけど会社の中では淡々と理屈で詰めてきそうで、個人的にはちょっと怖そう……。
財務状況はどう？
直近の自己資本比率は62.9%です。50%を超えていれば財務は健全とみなされます。業績には課題があるものの、財務状況に関しては問題なさそうですね。
PERは34.2倍と割高です。PBRは1.23倍。ROEは4.71倍と、少し物足りない数値です。
同社を取り巻く市況については、下記のように整理しています。直近の決算短信からの引用です。
当社グループが事業を展開する生鮮流通業界においては、人口減少等の社会構造の変化、生産性向上の取組みなど構造的な課題への対応からデジタル投資やＤＸの取組みを中心に投資意欲が強く、事業環境は大きく変化しています。スーパーマーケットを中心とした小売量販店においては、光熱費や資材価格をはじめ、人材の確保や育成コストの増加など様々な販管費が上昇し、厳しい経営環境におかれています。異業種からの生鮮品販売の参入などによる競争環境も激化する中、顧客満足度と収益性の向上の両立を追求しています。
DX化の風潮に押されてどの企業も設備投資が必須、資源高や人件費といったコストもかさんでいる、おまけに新規競合の参入もあり競争が激しい………と、ハードモードな環境の中で苦しい戦いを強いられていることが如実に伝わってきます。
みんなで株を買い、りんごジュースを飲みながら応援しましょう！！
その他・所感
株価チャートを見ていて気づきましたが、この銘柄は年初から権利確定日にかけて株価が上昇し、権利確定日後に出来高を伴って売り込まれる傾向にあります。
信用買いで株主優待を取りに行く個人投資家が多いということですね。実際今月末が権利確定日となりますが、本日時点で信用倍率が382倍ととんでもないことになっています。
この銘柄を年始に買って5月中に100株だけ残して売り抜ければ、りんごジュースをもらえるだけでなく、値幅も結構取れて、良いトレードになりそうですね（小声）。
……という、最後まで読んでくれた方への、お礼代わりのオトク情報でした。
